BTCはETF承認前の水準近くまで回復

BTCはETF承認前の水準近くまで回復

2024.01.29

BTCはETF承認前の水準近くまで回復

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は下落が目立つ。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)もやや下げている。

1月12日以降、BTCは下降トレンドが続いてきたが、先週末に価格を戻した。当記事執筆時点において、ETF承認直前の価格付近で推移している。仮想通貨情報サイト「CoinGlass」によると、BTC現物ETF残高はおよそ257億ドル。23日(火)時点のおよそ241億ドルと比較して増加しており、これが影響したかもしれない。

その一方、条件次第でBTCは15,000ドルまで下落するとの予想が公開されている。専門家といえども将来を確実に見通すことは不可能であり、強気・弱気それぞれの見通しについて予断なく接することが大切だろう。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTは21期間移動平均線(SMA)を下から上に抜け、直近高値も越えた。少なくとも下降トレンドが終了したと判断可能だ。直近では上昇する21期間SMAと横ばいの200期間SMAに挟まれる展開であり、上下どちらに抜けるかに注目。200期間SMAを明確に抜ければ、上昇トレンド回帰といえるだろう。

RSIに目を転じると、上昇傾向の一方で現在値は買われすぎの水準から少し距離があり、上昇余力がある。200期間SMAを上に抜けられるかどうかに注目だ。

今後の主な経済指標

  1. 30日 【米国】米連邦公開市場委員会(FOMC)
  2. 30日 8:30【日本】12月失業率
  3. 30日 8:30【日本】12月有効求人倍率
山本鉄壁
山本鉄壁

著者:山本鉄壁

著者:山本鉄壁

FXと仮想通貨をメインとし、投資歴は20年を超える。トレードで独立後に別のペンネームで書籍を出版したり投資雑誌に寄稿したりするなど活躍中で、主に英語メディアで日々最新情報をチェックしている。