2024.02.05
仮想通貨(暗号資産)は下落が目立つものの、その幅は小さい。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)も下げた。
先週金曜日夜に米雇用統計が発表され、農業部門を除く雇用者数や平均時給等が市場予想よりも強い結果だった。ドルインデックスや米10年債利回りは大きく反応しているものの、仮想通貨は動きが鈍い。
仮想通貨は伝統的な金融市場との結びつきが徐々に強まり、各種経済指標に反応する場合がある。その一方で、反応が鈍い例も珍しくない。アークインベストによると、ビットコインのパフォーマンスは他の主要な資産に比べて良好だ。これは仮想通貨の値動きの独特さを示唆しており、経済指標への反応の鈍さと関連があるかもしれない。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、ローソク足は2本の移動平均線(SMA)と重なっており、方向感が乏しい。直近は値動きが小さいながらも2本のSMAの下を推移しており、下落が優勢な可能性がある。今後の方向性をチャートから読み解くことは難しく、直近高値と直近安値のいずれを抜けて進むかが重要になるだろう。
なお、RSIは40台から50台で推移しており、こちらも方向感が乏しい。全体的に材料待ちの展開だ。