現物ETFの広告掲載が始まる

現物ETFの広告掲載が始まる

2024.02.06

現物ETFの広告掲載が始まる

相場概況

仮想通貨(暗号資産)はまちまち。ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は小高い。

報道によると、BTCの現物ETFを提供している各社はGoogleでの広告を開始した。より多くの潜在的なユーザーに対してアプローチが可能になり、BTC保有者の増加が期待される。なお、仮想通貨情報サイトCoinGlassによると、当記事執筆時点のETF保有残高はおよそ276億ドルであり、2月2日時点の残高277億ドルと比較して微減となっている。

個別銘柄を見ると、上位のアルトコインの値動きは乏しいものの、チェーンリンク(LINK)が直近7日間で25%以上の上昇を示している。

チャート分析

日足チャート(LINKUSDT)

チャート分析

LINKUSDTを日足チャートで見ると、昨年11月からレンジ相場を形成し、今月に入ってからレジスタンスラインを上方向に抜けた様子がわかる。やや長期間にわたってレンジが続いた後であることから、比較的大きな上昇を期待することも可能だ。押し目を作る場合の目途は、以前のレジスタンスラインだった17ドル付近を想定できる。

RSIに目を転じると、現在は買われすぎの範囲にあり、押し目を形成してもおかしくない。押し目を作るか、それとも上昇を続けるかに注目だろう。

今後の主な経済指標

  1. 6日 19:00【ユーロ圏】 12月小売売上高
  2. 7日 14:00【日本】 12月景気一致指数・先行指数(CI)
山本鉄壁
山本鉄壁

著者:山本鉄壁

著者:山本鉄壁

FXと仮想通貨をメインとし、投資歴は20年を超える。トレードで独立後に別のペンネームで書籍を出版したり投資雑誌に寄稿したりするなど活躍中で、主に英語メディアで日々最新情報をチェックしている。