CFTCがETHとLTCを商品として扱う

CFTCがETHとLTCを商品として扱う

2024.03.27

CFTCがETHとLTCを商品として扱う

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)もやや安い。

CFTC(米商品先物取引委員会)がETHとライトコイン(LTC)をコモディティ(商品)として扱っており、注目を集めている。CFTCはKuCoinをマネーロンダリング関連で提訴し、訴状の中でコモディティだと明示した。Binanceを提訴した際にも、両仮想通貨をコモディティとして扱ったと報じられている。

米国では仮想通貨がコモディティなのか証券なのかをめぐって、しばしば論争になっている。リップル(XRP)も同様だ。CFTCの姿勢は、ETHの現物ETF承認問題など、今後の成り行きに影響するかもしれない。

チャート分析

4時間足チャート(LTCUSDT)

チャート分析

LTCUSDTを4時間足チャートで見ると、21期間移動平均線(SMA)を下回って推移した後、上昇に転じた様子がわかる。下落時は21期間SMAに頭を押さえられ、上昇時は21期間SMA付近で反発しており、今後も同じ展開が続くかもしれない。下落する場合には21期間SMA付近での値動きに注目だ。

RSIに目を転じると、買われすぎの水準に到達している。価格と21期間SMAの間の乖離もやや大きいことから、近い将来に下落の場面を想定できそうだ。

今後の主な経済指標

  1. 27日 19:00【ユーロ圏】3月経済信頼感
  2. 28日 8:50【日本】前週分対外対内証券売買契約等の状況
山本鉄壁
山本鉄壁

著者:山本鉄壁

著者:山本鉄壁

FXと仮想通貨をメインとし、投資歴は20年を超える。トレードで独立後に別のペンネームで書籍を出版したり投資雑誌に寄稿したりするなど活躍中で、主に英語メディアで日々最新情報をチェックしている。