新プロトコルのRunesが注目を集める

新プロトコルのRunesが注目を集める

2024.04.23

新プロトコルのRunesが注目を集める

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は強弱まちまち。ビットコイン(BTC)は高い一方、イーサリアム(ETH)は安い。

BTCの半減期到来時の送金手数料が高騰し、新プロトコルRunesの影響が指摘されている。RunesはBTC上でトークンを発行できる仕組みで、一般的にミームコインに似ていると解説される。BTCの半減期到来と同時に公開され、人気化して送金手数料の高騰を招いた。

なお、Runesに似た仕組みとしてOrdinalsがあり、こちらはNFTを生成するプロトコルだ。マイナーにとって半減期は報酬の半減を意味するため厳しい問題だが、RunesやOrdinalsの人気化で送金手数料が高止まりすれば、重要な収入源として重宝される可能性がある。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、反発局面にあることがわかる。21期間移動平均線(SMA)にサポートされており、価格が下がっても21期間SMA付近で反発している。直近は200期間SMAに頭を押さえられる展開であり、この水準を明確に上回れるかどうかが鍵になるかもしれない。上回った後、押し目を作って200期間SMA付近で反発すると、上昇トレンドへの回帰を期待できそうだ。

なお、RSIを見ると、少しずつ上昇している。買われすぎの水準までは余裕があり、価格に上値余地があると判断できるだろう。

今後の主な経済指標

  1. 23日 22:45【米国】4月購買担当者景気指数(PMI)
  2. 23日 23:00【米国】3月新築住宅販売件数
山本鉄壁
山本鉄壁

著者:山本鉄壁

著者:山本鉄壁

FXと仮想通貨をメインとし、投資歴は20年を超える。トレードで独立後に別のペンネームで書籍を出版したり投資雑誌に寄稿したりするなど活躍中で、主に英語メディアで日々最新情報をチェックしている。