2024.05.30
仮想通貨(暗号資産)はおおむね下落。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)も安い。
各種報道によると、取引所保管のETHが減少し続けており、2018年以来の低水準を記録している。一般的に、取引所保管の仮想通貨の数量が減少すると、売り圧力は減退するとされる。ETH保有者は、取引所以外の場所で長期保有したり運用したりしているのだろう。
ETHは米証券取引委員会(SEC)により現物ETFの公開が承認されており、どこかの時点で価格がさらに上昇する可能性がありそうだ。また、ETHBTCは長期的に下落トレンドを形成しているものの、どこかで本格的に反転するかもしれない。
日足チャート(ETHUSDT)
ETHUSDTを日足チャートで見ると、下落が続いた後に急騰し、その後は横ばいが続いている。しかし、わずかに上昇傾向を維持しており、トレンドは上向きだ。2本の移動平均線(SMA)も右肩上がりであり、全体として買いが優勢。
RSIを見ると、やや買われすぎの水準だったが徐々に下落している。ETHの横ばいが続けばRSIはさらに下落すると見込まれ、上昇余地が出るかもしれない。
価格が下落する場合は、21日SMAが下値目途になりそうだ。また、3,600ドル台後半や3,200ドル台半ばにサポートラインを確認でき、これも下値目途として想定できるだろう。