ETH現物ETF、早ければ来週上場の可能性あり

ETH現物ETF、早ければ来週上場の可能性あり

2024.07.04

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ETH現物ETF、早ければ来週上場の可能性あり

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)共に下落した。

資産運用会社ビットワイズが、ETH現物ETFのS-1登録書類を、締切期限前倒しで再提出した。早ければ来週末までにETH現物ETFが上場される可能性が出ている。再提出の期限である7月8日にS-1登録書類を提出した場合、7月15日に上場できる見込みであったが、スケジュールは前倒しされた。

現状は、上場ルールに関する書類19b-4はすでに承認されており、ETF登録商品の書類であるS-1を修正中であった。ETF商品を上場するためには、19b-4とS-1の2種類の書類が米証券取引委員会(SEC)に承認される必要がある。

チャート分析

4時間足チャート(BTCSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、7月3日から下落が続き60,000ドルを下回った。Mt.Goxの返済開始でBTCの市場流通量が増加し、価格が下落することへの懸念が高まったことが要因として考えられる。21移動平均線(SMA)、200SMAは下落傾向にあり、良い相場状況とは言えない。

RSIは売られすぎの水域に入り、59,000ドル付近でサポートラインも見られるため、今後は反発して回復することを期待したい。

今後の主な経済指標

  1. 5日 21:30【米国】失業率
  2. 5日 21:30【米国】非農業部門雇用者数(NFP)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。