トランプ氏、暗殺未遂に遭うも今後の予定に支障なし

トランプ氏、暗殺未遂に遭うも今後の予定に支障なし

2024.07.15

トランプ氏、暗殺未遂に遭うも今後の予定に支障なし

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

13日、米次期大統領候補であるトランプ氏が演説中に狙撃され、右耳を負傷する暗殺未遂の事件に巻き込まれた。幸いにも命に別状はなく、銃撃を受けた後に立ち上がりガッツポーズを取った写真にSNSで多くの称賛の声が寄せられた。狙撃者はその場で射殺されており、犯行の動機や過激派組織との関わりについては調査中である。今月参加予定であった正式に大統領候補が決定される共和党の党大会、世界最大級のビットコインカンファレンスには、予定通り参加予定とのこと。

なお、今回のトランプ氏の勇敢な姿に大統領選挙当選の期待が高まり、BTCの価格やトランプ氏に関連したミームコインが急上昇した。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、21日移動平均線(SMA)を中心に推移していたが、13日から価格は一気に上昇し、200日SMAを上抜けした。RSIを見ると80付近まで到達しており買われすぎが示唆されている他、62,500ドル付近でレジスタンスラインが確認でき、上昇は落ち着く可能性が高い。

今後は、200日SMAをサポートラインとして価格維持できるか、下回ってしまうかが注目のポイントだ。

今後の主な経済指標

  1. 15日 18:00【ユーロ圏】鉱工業生産指数(前年比)
  2. 15日 21:30【米国】ニューヨーク連銀製造業景気指数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。