2024.07.23
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
22日、米証券取引委員会(SEC)は、ETH現物ETFのS-1書類を承認したことで、日本時間の23日夜から9つのETH現物ETFが取引開始されることになった。各ETFの手数料は異なっており、上場後の数か月間あるいは規定の投資総額を満たすまでは手数料を免除する割引を実施する。例えば21シェアーズのETH現物ETFは、上場した日から6ヶ月間あるいは最初の5億ドルのうちいずれか早い方で、手数料を免除するといった内容だ。
ETH現物ETFへの資金流入は、取引開始後の6ヶ月間で約50億ドルと予測されており、その場合はETHの価格は5,000ドルを超えることが考えられる。
4時間足チャート(ETHUSDT)
ETHUSDTを4時間足チャートで見ると、RSIは50付近であり、レンジ相場を形成していることがわかる。ETH現物ETFが承認されれば、事実売りで一度価格は下落するが、その後は資金流入がある。21移動平均線(SMA)は200SMAを17日にゴールデンクロスしていることからも、いずれは上昇トレンドに入ることは十分に期待できる。当面は、3,380ドル付近のサポートラインを下回るかどうか、3,530ドル付近のレジスタンスラインを突破できるかどうかが注目のポイントだ。