トランプ氏、BTC会議で仮想通貨の力強い国家戦略を語る

仮想通貨（暗号資産）は買いが優勢。ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）は共に上昇した。

27日に、トランプ前大統領が、BTCカンファレンスに登壇し、仮想通貨の国家戦略について力強く語った。米国が仮想通貨を初めとしてテクノロジーで一番になると発言した。仮想通貨やAI等のテクノロジーを受け入れなければ、中国等の国に取って代わられると危機感を訴えている。また、市場への売り圧力となっている米司法省が保有する犯罪者から押収した約21万BTCは、売却せずに国家戦略の準備金に当てることを発言。

その他、仮想通貨への激しい規制を行う米証券取引委員会（SEC）のゲンスラー委員長を、トランプ氏が大統領に就任すれば初日に解任することも述べた。

日足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを日足チャートで見ると、21日移動平均線（SMA）も上向きになっており、上昇傾向にあることがわかる。27日のBTCカンファレンスでトランプ氏の登壇により、期待による上昇の後、当日の事実売りで下落するかと思われたが、トランプ氏の力強い発言により均衡した後に上昇に転じた。RSIを見ると買われすぎに近づいているが、200日SMAは上昇傾向であり、このまま71,000ドルのレジスタンスラインまでの価格上昇は十分に期待できる。