2024.07.30
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
30日に、米政府のウォレットから別のウォレットへと20億ドル分のBTCが送金し、BTCの価格は下落した。売却の意図の有無は不明だが、トランプ氏が「米司法省が保有するBTCは売却せず国家戦略準備金として備蓄する」とBTCカンファレンスで発言した2日後の出来事であったため、注目を浴びている。なお、2つのアドレスに送金されており、6億7,000万ドル分送金されたアドレスは機関投資家向けのカストディまたはサービスへの入金の可能性がある。
売りを警戒させる動きであるが、米連邦保安局が押収したBTCの管理は52億ドルでコインベース・プライムに保管を委託している。落ち着いて今後の動向に注目していきたい。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、29日に70,000ドルを更新したが、米政府のBTC送金が発覚して急落し、現在は66,500ドル付近で推移している。200移動平均線(SMA)は緩やかに上向きであるが、RSIは売り圧が強め、21SMAは下降に転じている。
今後の米政府の動向次第ではさらなる下落も予想され、しばらくは警戒したほうが良さそうだ。