米ジャージー市、年金基金の一部をBTC現物ETFに投資

米ジャージー市、年金基金の一部をBTC現物ETFに投資

2024.07.26

米ジャージー市、年金基金の一部をBTC現物ETFに投資

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

25日、ニュージャージー州ジャージーシティ市長のスティーブン・フロップ市長はSNSで、同市の年金基金の一部をBTC現物ETFに投資すると発言した。今年の年初に、年金基金を仮想通貨のETFに投資をする決定を初めて行ったウィスコンシン州に、ジャージーシティが続く形となった。具体的な投資金額は示していないが、ウィスコンシン州の年金基金が割り当てた2%と同等になることを見込んでおり、今年の夏までに投資を完了する予定とのこと。

また、フロップ市長は、仮想通貨は普及することを確信している他、ブロックチェーンはインターネット以来の重要な技術革新の1つであると発言している。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、昨日の下落から一転して価格が上昇している。ただし、俯瞰して見ると63,000ドルと68,000ドルの間で値動きしているレンジ相場であるため、今後継続して上昇するとは、まだ言い難い。21移動平均線(SMA)、200SMAは共に横ばいでRSIも買い圧が強めだが、下がり気味である。

ファンダ面では、ビットコインカンファレンスでトランプ氏が登壇することで、どのように影響があるか注目していきたい。

今後の主な経済指標

  1. 26日 21:30【米国】個人所得(前月比)
  2. 26日 21:30【米国】PCEコアデフレータ(前年比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。