ハリス大統領候補、最新公約でも仮想通貨に言及せず

ハリス大統領候補、最新公約でも仮想通貨に言及せず

2024.09.10

ハリス大統領候補、最新公約でも仮想通貨に言及せず

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

米民主党のハリス大統領候補が大統領選に向けた施策を公開した。米国のイノベーションをサポートし、AI、クリーンエネルギー半導体、その他最先端の分野でリーダーになると発表したが、仮想通貨に対する明確な言及はなかった。現状ハリス氏は、仮想通貨に対する明確な言及を一度もしていないため、トランプ氏が再選した方が仮想通貨にとって有利になると捉える意見が多い。なお、ハリス氏は後援するスーパーPACが仮想通貨による寄付を受け付ける、仮想通貨業界の要人との対談をいくつか開催する等の行動面では前向きな動きも見られる。

トランプ氏と同様にハリス氏の動向も仮想通貨業界に対する影響は大きく、引き続き注目していきたい。

チャート分析

4時間チャート(SUIUSDT)

チャート分析

SUIUSDTを4時間足チャートで見ると、9月に入ってからは好調で継続して上昇している。9日には下落があったものの、21移動平均線(SMA)をサポートラインに反発。非常に力強い推移を見せている。

8日に21SMAが200SMAにゴールデンクロスし、RSIも買いが強いことが表されていることから、しばらく上昇傾向は続くと思われる。

今後の主な経済指標

  1. 11日 21:30【米国】消費者物価指数(CPI)(前年比)
  2. 11日 23:30【米国】原油在庫(前週比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。