2024.09.19
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。
米連邦準備理事会(FRB)は、17,18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利下げを決定した。この発表により、BTCの価格は上昇したが、事実売りもあり、61,500ドル付近で頭打ちとなった。今回4年ぶりとなる利下げであるが、0.25%か0.5%なのか下げ幅がどうなるかが大きく注目されていた。利下げが実施された理由として、米国のインフレが沈静化してきて、目標であるインフレ率2%に近づいたことが確認できたからとしている。
仮想通貨をはじめとするリスク資産にとって、利下げは追い風となるが、大幅な利下げは景気後退の懸念も引き起こす。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、17日から上昇して61,900ドル付近で頭打ちとなっていることが確認できる。上昇はしたものの、レンジ相場からは抜け出せてはおらず、上昇トレンドに入ったとは言い難い。RSIは買い圧が強めを示唆しており、21日移動平均線(SMA)、200SMAは横ばいであることからも方向感は掴めない状況だ。
68,000ドルに見えるレジスタンスラインを突破するまでは状況を慎重に見ていきたい。