博報堂、OpenAI関与の企業と提携し、Worldcoinの日本での普及を目指す

博報堂、OpenAI関与の企業と提携し、Worldcoinの日本での普及を目指す

2024.10.10

博報堂、OpenAI関与の企業と提携し、Worldcoinの日本での普及を目指す

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)はともに下落した。

9日、株式会社博報堂は、Worldcoinプロジェクトの中核企業であるTools for Humanityとの提携を発表した。WorldcoinはOpenAIの共同創設者サム・アルトマン氏が立ち上げたブロックチェーンプロジェクトで、AI時代の人間の認証手段として、虹彩スキャンを提供している。Tools for Humanityは、このWorldcoinの技術をベースとしたアプリケーションを開発しており、a16z cryptoを始めとして約160億円の資金調達を実現している。

博報堂は、AIと人間の区別がつかなくなる時代において、生体認証の普及が必要であり、日本に普及させたいとの考えで提携をしたようだ。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、9日夕方に急落し、200移動平均線(SMA)を下回った。現在下落は収まり、60,800ドル付近で持ちこたえている。RSIは売られすぎの領域に入った。

21SMAと200SMAが接近しつつあり、デッドクロスにならないことを願いたい。 10日に発表される、消費者物価指数(CPI)を始めとする経済指標の影響には注目だ。

今後の主な経済指標

  1. 10日 21:30【米国】消費者物価指数(CPI)(前年比)
  2. 10日 21:30【米国】新規失業保険申請件数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。