ポーランドの大統領候補、国家準備金としてBTCの備蓄に意欲を示す

ポーランドの大統領候補、国家準備金としてBTCの備蓄に意欲を示す

2024.11.18

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ポーランドの大統領候補、国家準備金としてBTCの備蓄に意欲を示す

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

17日、ポーランドの大統領に立候補しているスワウォミール・メンツェン氏は国家準備金としてBTCを備蓄することの意欲的な姿勢を見せた。メンツェン氏は2013年から個人的にBTCを購入しており、全資産の大半を購入しておりBTCに投資している仮想通貨に前向きな人物である。しかし、2022年に仮想通貨の国家戦略について問われた際は、ポーランド内で仮想通貨に対する意見が批判的であったことから、仮想通貨は危険な投資対象と発言していた。米大統領選で、ドナルド・トランプ氏が当選し、米国でBTCを国家準備金として備蓄していくことを受け、今回は前向きな姿勢を見せた形となる。

米国に続き、世界各国で国家準備金としてBTCが採用されることになれば、BTCの価格はさらに上昇していくだろう。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、継続していた大幅な上昇は落ち着き始めたが、下落することはなくじわじわと増加が続き、92,000ドルに到達している。

11月17日に21期間移動平均線(SMA)が200SMAをゴールデンクロスし、現在も上昇傾向にある。RSIは買われ過ぎが継続しており、まだまだ落ち着く気配がない。上昇は微増となっているが、次期トランプ政権の次動きが出るたびに期待値が上がり、価格も上昇する可能性が高い。

今後の主な経済指標

  1. 19日 6:00【米国】対米証券投資
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。