リップルのステーブルコインがニューヨークで承認目前

リップルのステーブルコインがニューヨークで承認目前

2024.12.02

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リップルのステーブルコインがニューヨークで承認目前

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

29日、米ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が、リップル社の新しいステーブルコイン「RLUSD」を12月4日までに承認する可能性が高いことが報じられた。リップルの中核事業は、銀行向けの効率的な決済ネットワークRippleNetで、現在普及している国際金融システム「SFIFT」に代わるソリューションとなることを目指している。このようなリップルが開発するRLUSDは、クロスボーダー決済や実物資産のトークン化などに活用される見込みだ。

リップル社は、厳しい規制を繰り広げる米証券取引委員会(SEC)との、数年に及び訴訟している。トランプ新政権になることで訴訟は解消される可能性が高く、リップル社の躍進が期待される。

チャート分析

日足チャート(XRPUSDT)

チャート分析

XRPUSDTを日足チャートで見ると、11月13日に21期間移動平均線(SMA)が200SMAにゴールデンクロスし、RSIは80を超えて強い上昇トレンドを形成した。直近では12月1日に高騰し、前週比68%となった。XRPの価格は7年ぶりの水準となり、USDTやSOLの時価総額を追い抜きBTC、ETHに次ぐ3位となった。

SEC訴訟解消が実現すれば、価格上昇はさらに実現するだろう。今からでもXRPに投資することは遅くない。

今後の主な経済指標

  1. 2日 19:00【ユーロ圏】失業率
  2. 3日 8:00【米国】ISM製造業景気指数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。