2025.03.14
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)は下落、イーサリアム(ETH)は上昇した。
トランプ政権の高官が今週、仮想通貨業界のリーダーたちとの非公開会合で、米政府が「可能な限り多くのBTCを取得したい」と考えていることを明かした。この発言は、11日に行われたBTC政策研究所の円卓会議で、大統領作業部会のエグゼクティブディレクターであるボー・ハインズ氏によってなされた。
会議では、ルミス上院議員が再提出した「BTC法案」に対し、ホワイトハウスが支持を示す可能性があることも議論された。この法案は、米政府が最大100万BTCを購入し、トランプ大統領の大統領令で設立された「戦略的BTC準備金」を法制化する内容だ。
一方、民主党のジェラルド・コノリー議員は、トランプ政権のBTC政策について「利益相反の恐れがある」と指摘し、財務省に即時停止を要請している。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、価格は上下しているが、200日期間移動平均線(SMA)に頭を抑えられて価格は推移している。21SMAが200SMAにデッドクロスすれば、明確に下落トレンドに入ったと言えるだろう。RSIも上下しているものの、基本的には売り圧が強めの値で推移中だ。
景気悪化の懸念が高まっている現状はリスク資産からの撤退が続くことが見込まれる。