2025.03.17
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
テレグラム創設者兼CEOのパベル・デュロフ氏が、フランス当局からドバイへの一時出国許可を得たと15日に報じられた。これを受け、トンコイン(TON)は1日で25%急騰し、記事執筆時点で3.44ドル、時価総額は85億ドル(約1.3兆円)に達した。
デュロフ氏は、テレグラムが詐欺や麻薬密売、組織犯罪に悪用されているとして昨年8月に逮捕された。イーロン・マスク氏やイーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏らが支持を表明し、プラットフォームの責任を問う姿勢に異議を唱えていた。
現在も訴訟は継続中で、デュロフ氏は懲役10年および55万ドル(約8,170万円)の罰金を科される可能性がある。今回の出国許可は一時的措置であり、今後の裁判の行方が注目される。
4時間足チャート(TONUSDT)
TONUSDTを4時間足チャートで見ると、相場概況の出来事により15日に価格は高騰した。200期間移動平均線(SMA)を上抜けした後は、200SMAはサポートとして機能し、価格は力強く推移している。21SMAも上昇を見せており、200SMAにゴールデンクロスの気配がある。RSIも買いが加熱しており、上昇トレンドを形成していると見てよいであろう。
とはいえ、BTCと同様にトランプ政権の動向の影響は強く受けるため、不安定な相場環境であることは間違いない。