トランプ大統領、デジタル資産サミットで歴史的講演へ

仮想通貨（暗号資産）は買いが優勢。ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）は共に上昇した。

トランプ大統領が米時間20日、ニューヨークで開催されるデジタル資産サミット（DAS）で講演することが決定した。現職の米国大統領が仮想通貨カンファレンスでスピーチを行うのは史上初となる。18日には、大統領デジタル資産諮問委員会のボー・ハインズ事務局長がDASのパネルディスカッションに登壇し、「戦略的ビットコイン準備金のために、予算に影響を与えない形でビットコインを取得する計画が進行中だ」と発言した。

また、ハインズ氏は先週の業界円卓会議でも「可能な限り多くのビットコインを取得したい」と述べており、トランプ政権が仮想通貨市場に対して積極的な姿勢を維持していることを示している。

4時間足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、約5,000ドルもの上昇を見せた。背景として、米連邦公開市場委員会（FOMC）で年内2回の利下げ見通しが維持されたことや相場概況のトランプ氏のDAS講演決定を受け、市場はリスクオンが高まったことが考えられる。現在は、84,000ドル付近をサポートに価格は推移中だ。下落が続いていた市場環境だが、今回の上昇を気にトレンドを転換し、200期間移動平均線（SMA）を上抜けできるかどうかが注目のポイントだ。