米下院、ステーブルコイン規制の改訂版「STABLE法案」提出　4月末の成立目指す

仮想通貨（暗号資産）は売りが優勢。ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）は共に上昇した。

米下院は26日、決済用ステーブルコインの規制を明確にする「STABLE法案」の改訂版を提出した。共和党のヒル議員とステイル議員が起草したもので、ステーブルコイン発行者に完全な裏付け資産を義務付けるほか、公認会計士による毎月の準備金証明の検証、虚偽報告への刑事罰（最大罰金100万ドルまたは懲役10年）などを盛り込んでいる。

また、証券や預金、信用組合口座などは「決済用ステーブルコイン」の定義から除外された。発行者が利回りを支払うことは禁止され、消費者に対して「米政府がステーブルコインを保証していない」旨の明示も義務化される。

法案は4月末の成立を目指しており、上院で可決済みの「GENIUS法案」と統合される見通しだ。

4時間足チャート（BTCUSDT）

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、価格は上下を繰り返しレンジ相場を形成しているが、21期間移動平均線（SMA）は急激に上昇し200SMAにゴールデンクロスした。

しかし、価格は方向感のない動きをしていることから、まだ上昇トレンド入りしたとは言い難いだろう。

レンジ相場を抜け出すまでは、トレンドの方向性については慎重に判断していきたい。