リップル、アフリカのChipper Cashと提携し送金効率を向上へ

リップル、アフリカのChipper Cashと提携し送金効率を向上へ

2025.03.28

リップル、アフリカのChipper Cashと提携し送金効率を向上へ

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

リップル社は27日、アフリカの決済企業Chipper Cashと提携し、仮想通貨を活用する決済ソリューション「リップルペイメント」を導入すると発表した。これにより、国際送金の迅速化とコスト削減が期待される。Chipper Cashは500万人以上の利用者を持ち、Visaカードの発行や株式投資も提供している。リップル社は「ブロックチェーン技術により送金摩擦が軽減され、24時間365日いつでも資産を受け取れる」と説明。

中東・アフリカ責任者のメリック氏は「この提携はアフリカ市場拡大の重要な一歩」と述べた。Chipper CashのCEOも「多くの人が金融サービスを使えるようになる」と期待を示している。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、価格は上下を繰り返しながら緩やかに上昇傾向にあるが、21日期間移動平均線(SMA)は200SMAにデッドクロスし下落相場を予感させる、4時間チャートは21SMAが200SMAにゴールデンクロスしていることとは対象的な状況だ。

RSIは50付近を継続しており、現状は相場環境の判断は難しい。200SMAをサポートラインに上昇できるか下抜けしてしまうかが、注目のポイントだ。

今後の主な経済指標

  1. 28日21:30【米国】PCEコアデフレータ(前年比)
  2. 28日23:00【米国】ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。