リップル社、SECとの4年にわたる法廷闘争が終結へ

リップル社、SECとの4年にわたる法廷闘争が終結へ

2025.03.26

リップル社、SECとの4年にわたる法廷闘争が終結へ

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

リップル社は25日、米SECとの訴訟で追加上訴を行わない方針を示し、4年にわたる法廷闘争が実質的に終結を迎えた。同社は1.25億ドルの罰金のうち5,000万ドルをSECに支払い、残りは返還される予定。裁判所には差し止め命令の解除も要請するという。

この訴訟は2020年12月に始まり、2023年にはXRPの取引所での販売が証券法に違反しないとの判決が下された一方、機関投資家への販売については違反とされた。ガーリングハウスCEOは「XRPが証券でないことが確認された」と強調し、SECの訴訟でXRP投資家が150億ドルの損失を被ったと指摘した。

業界では今回の決着が米仮想通貨規制の先例になると注目されており、残る手続きは標準的な文書化のみとなっている。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、価格の下落は落ち着きを見せ始め200期間移動平均線(SMA)をサポートラインとして価格は推移している。21SMAは明確に上昇しており、200SMAにゴールデンクロス間近まで迫った。

RSIも買い圧が強めを維持しており、今後も価格は上昇傾向にあることが期待できる。

今後の主な経済指標

  1. 26日21:30【米国】耐久財受注(前月比)(速報)
  2. 26日23:30【米国】原油在庫(前週比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。