Google、EU圏で仮想通貨広告に新ポリシーを導入し、MiCA準拠を義務化へ

Google、EU圏で仮想通貨広告に新ポリシーを導入し、MiCA準拠を義務化へ

2025.04.15

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Google、EU圏で仮想通貨広告に新ポリシーを導入し、MiCA準拠を義務化へ

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

Googleは4月23日より、EU圏における仮想通貨関連広告に対し新たなポリシーを導入する。新ルールでは、仮想通貨取引所やウォレット事業者が広告を出すには、EUの仮想通貨包括規制「MiCA」に基づく認可取得が必須となる。さらに、Googleおよび各国の規制要件に準拠し、Googleの認証を受ける必要がある。違反によるアカウント停止前には7日間の警告が出される。MiCAでは、ステーブルコインの管理や資本要件などが規定されており、小規模事業者には厳しいハードルとなる可能性も。Bitgetの法務責任者は、投資家保護強化と同時に、小規模な事業者の参入障壁が高まると懸念を示している。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、先週末の上昇から価格を維持することに成功し、現在は21日期間移動平均線(SMA)をサポートラインに推移している。RSIも60付近と強めの買い圧を維持できており、相場の回復を感じさせる状況だ。85,000ドルと87,000ドルが次の転換点となりそうであり、ここを上抜けできれば相場環境は非常に良くなったと言えるだろう。

今後の主な経済指標

  1. 15日18:00【ユーロ圏】鉱工業生産指数(前年比)
  2. 15日21:30【米国】ニューヨーク連銀製造業景気指数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。