2025.07.16
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。
米下院は7月15日、ステーブルコイン規制の「GENIUS法」や仮想通貨市場の構造を明確にする「Clarity法」など、主要な仮想通貨関連法案の審議入りに向けた手続き動議を196対223で否決した。共和党の保守派13人が反対に回り、同党内の意見対立が顕在化。CBDC(中央銀行デジタル通貨)禁止条項が不十分との批判が背景にあり、マージョリー・テイラー・グリーン議員らは法案がトランプ大統領の方針に沿っていないと主張した。
下院指導部は再投票を予定していたが、見送りを決定。今回の混乱により、仮想通貨法案の今後の審議スケジュールは不透明となっているほか、国防予算案や歳出削減パッケージの審議にも影響が及んでいる。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、昨日はわずかに上昇し、11万8千ドル付近となった。 一昨日は調整で下落が入ったものの、底堅く推移していることが伺える。21日移動平均線(SMA)は上昇傾向でRSIも70付近とまだまだ相場は加熱していることを示している。
相場概況の内容が影響して下落に転じないかどうかが注目のポイントだ。