SEC、特定のリキッドステーキングは証券に非該当と判断

SEC、特定のリキッドステーキングは証券に非該当と判断

2025.08.06

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SEC、特定のリキッドステーキングは証券に非該当と判断

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

米証券取引委員会(SEC)は5日、一部のリキッドステーキング活動を有価証券に該当しないとする新ガイダンスを発表した。参加者は証券法に基づく登録義務を負わないと明記し、リドやマリネード・ファイナンス、ジト・ソル、ステークワイズなどが適用除外対象となる見通し。SECは、ステーキング受領トークンの提供・販売は預託資産が投資契約の一部でない限り証券に該当しないと判断し、プロトコルベースやサードパーティー経由の運用も規制対象外とした。トランプ政権下でSECは仮想通貨に歓迎的な姿勢を強めており、アトキンス委員長は「重要な前進」と評価。

ノバディウス・ウェルスのジェラシ氏は、この判断がETH現物ETFでのステーキング承認の障壁を取り除く可能性を指摘した。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、直近の価格は低迷しており、現在は21期間移動平均線(SMA)に沿って頭を抑えられながら推移している。RSIは売られすぎからは回復してきていて、200SMAも上昇傾向にある。

中長期的には上昇に転じる可能性は十分にあるため、トレンドの転換がいつ起こるかに注目したい。

今後の主な経済指標

  1. 6日 23:30【米国】原油在庫(前週比)
  2. 6日 23:30【米国】ガソリン在庫(前週比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。