2025.08.20
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。
米証券取引委員会(SEC)のポール・アトキンス委員長は20日、ワイオミング州のシンポジウムで「執行による規制を完全に終了する」と表明し、仮想通貨規制の抜本的転換を示した。先月発足した「プロジェクト・クリプト」では、仮想通貨をデジタル資産の区分に整理し、証券ではないとの立場を明確化する方針。ハウィー・テストを巡る混乱解消も狙う。一方、FRBのボウマン副議長も「金融イノベーションで主導権を確保すべき」と強調し、6月以降は仮想通貨関連銀行の監督終了や規制撤廃を実行する。
両者の発言は、トランプ政権が掲げる「米国を仮想通貨の首都に」とのビジョンに沿った具体策と位置付けられる。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、連日続いている下落がようやく下げ止まりをしたように見える。8月初旬に位置していた11万3千ドル付近をサポートラインとしているようだ。さらに下落が続くようであれば、10万8千ドルが次の到達地点と考えられる。
200日移動平均線(SMA)はやや上向きであり、相場環境の回復に期待したい。