2025.09.23
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共にした。
ドイツ銀行は22日、BTCが10年以内に金と並ぶ準備資産となる可能性を示した。ただし短期的には金の優位が続くとした。米ドルが依然世界準備金の57%を占める一方、中国による米国債保有額の減少など、多様化の兆しがみられるという。同行は、BTCと金は希少性や相関の低さから補完的ヘッジ手段として共存可能と分析。金が史上最高値を記録するなか、BTCも12万3500ドルを突破したが、30日間ボラティリティは歴史的低水準にあり、投機色の薄まりが確認されている。一方で各国政府が通貨主権を守る限り、米ドルの地位を脅かす可能性は低いと強調。
それでもBTCは金と同じく懐疑から受容へと変化し、規制やマクロ環境を背景に金融システムに定着していくと指摘している。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、昨日の急落は落ち着いた。直近1ヶ月ほどの推移を見ると、11万2千ドル付近で底打ちすることが2回あり、今回の下落の停止も同様のラインで止まったと見られる。RSIは50を下回っているが、200日移動平均線(SMA)は上昇傾向にあり、底打ちしたことを考えると、今後は上昇に転じる可能性がある。
一方で下落に転じた場合は、10万8千ドルのラインまで到達する可能性があり、しばらくは警戒が必要だ。