2025.12.22
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
ビットメックス創業者のアーサー・ヘイズ氏は19日、米連邦準備制度理事会(FRB)が導入した準備金管理購入(RMP)プログラムを分析し、BTCの伝統的な4年サイクルはもはや機能しないとの見解を示した。RMPは短期国債を購入して銀行準備金を供給する制度で、FRBは量的緩和(QE)とは異なると説明しているが、ヘイズ氏は「言葉の詭弁」に過ぎず、実態はQEと同等の資金供給だと指摘した。RMPは終了期限や購入上限が設定されておらず、準備金が「潤沢」と判断される限り拡大可能だという。同氏は、RMPが政府債務を支え、実体経済と金融資産の双方でインフレを引き起こすと分析。
当面はレンジ相場が続くものの、市場がRMPの本質を理解すれば、ビットコインは再び大きな上昇局面に入ると予測した。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、18日の大幅な下落を底値に価格は横ばいからやや上昇気味になり、21期間移動平均線(SMA)も上昇に反転した。200SMAが価格と21SMAに迫ってきており、下落相場の終わりが近づいている可能性がある。RSIを見ると60付近まで上昇しており、買い圧が強め。
21SMAが200SMAにゴールデンクロスするかどうかに注目だ。