JPモルガン、機関投資家向け仮想通貨取引サービスを検討か

JPモルガン、機関投資家向け仮想通貨取引サービスを検討か

2025.12.23

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JPモルガン、機関投資家向け仮想通貨取引サービスを検討か

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

米メガバンクのJPモルガン・チェースが、機関投資家向けに仮想通貨取引サービスの提供を検討していることがわかった。ブルームバーグによると、同行の市場部門が現物取引やデリバティブ取引を含む可能性のあるサービス内容を評価しており、計画は初期段階にあるという。実現可否は、特定商品に対する十分な需要が確認できるかに左右される。実現すれば、ドナルド・トランプ政権下で進む機関投資家によるデジタル資産採用がさらに加速する可能性がある。JPモルガンは仮想通貨への直接投資には慎重姿勢を保ちつつも、ブロックチェーン決済やトークン化基盤の構築を進めてきた。

他の大手銀行も同様に、仮想通貨関連サービスの拡充を急いでいる。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、11月下旬から87,000ドルを中心に横ばいの推移が続いている。21日移動平均線(SMA)、200SMAも横ばいでRSIは50をやや下回り、売り買いは拮抗しているが、やや売り圧が強い状態だ。4時間足チャートで見ると価格が乱高下しているように見えるが、日足で見た際には価格変動は少ない。

しばらくは横ばいの状態が継続しそうだ。

今後の主な経済指標

  1. 23日 22:30【米国】実質GDP(前期比年率)(速報)
  2. 23日 22:30【米国】耐久財受注(前月比)(速報)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。