2025.10.22
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
金融庁は、銀行や保険会社がBTCなどの暗号資産を投資目的で保有できるようにする制度改正の検討を正式に開始した。背景には、暗号資産を金融商品取引法の対象とする議論の進展があり、分散投資手段の拡充を目的としている。19日の報道を裏付ける形で、金融審議会の22日会合資料「事務局説明資料②」に検討方針が明記された。資料では、解禁にあたって十分なリスク管理体制の構築を銀行・保険会社に求めるとともに、発行や売買の解禁も検討項目に含まれている。ただし、マネーロンダリング、システム障害、価格変動、レピュテーションリスクなどの課題を踏まえ、慎重な対応が必要とした。
まずは投資者保護と健全な取引環境整備を優先する方針が示された。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、価格は下落傾向にあり、200日移動平均線(SMA)をサポートラインに推移している。200SMAは上向きだが、21SMAは下向き、RSIも40付近で売り圧が強めであり、相場環境はあまり良くない。
21SMAが200SMAにデッドクロスした場合はさらなる相場環境の悪化に注意が必要だ。