ChainlinkがFTSERussellと提携し主要株価指数をブロックチェーン上で提供へ

ChainlinkがFTSERussellと提携し主要株価指数をブロックチェーン上で提供へ

2025.11.04

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ChainlinkがFTSERussellと提携し主要株価指数をブロックチェーン上で提供へ

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

ブロックチェーンオラクル企業Chainlinkは3日、英国の大手インデックスプロバイダーFTSE Russellと提携した。これにより、FTSE Russellが算出する主要株価指数データがChainlinkのデータ配信サービス「DataLink」を通じてブロックチェーン上で利用可能になる。今後50以上のパブリックおよびプライベートチェーンで参照できる見通しだ。FTSE Russellはロンドン証券取引所グループ傘下で、同社の指数は世界の運用資産18兆ドル超の基準指標として用いられている。ChainlinkはこれまでDeFi領域で累計25兆ドル規模の取引を支えており、今回の提携で伝統金融(TradFi)との橋渡しが進む。

FTSE Russellのフィオナ・バセットCEOは、「トークン化資産やETFなど次世代金融商品の革新につながる」と述べた。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、昨日に引き続きさらに下落し、10万4千ドル台に到達した。今回の下落により価格は6月以来の水準となっている。21日移動平均線(SMA)は200SMAにデッドクロスし、相場環境が悪化していることは明確だ。

RSIも35付近と依然売り圧は強く、さらなる下落には注意が必要だ。

今後の主な経済指標

  1. 4日 22:30【米国】ISM製造業景気指数
  2. 4日 22:30【米国】貿易収支
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。