2025.11.05
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
米財務省外国資産管理局(OFAC)は4日、北朝鮮のサイバー犯罪やIT労働者詐欺によって得た資金の洗浄に関与した8人と2団体を新たに制裁対象に指定した。これらの資金は核兵器開発プログラムの資金源となっており、米国は国家安全保障上の脅威と位置づけている。指定されたチャン・クク・チョル氏とホ・ジョンソン氏は、OFAC制裁下のファースト・クレジット・バンクの資金管理を支援し、530万ドル相当の仮想通貨を扱ったとされる。さらに、高麗萬景台コンピュータ技術会社と柳京信用銀行も制裁対象となり、前者は中国人名義で違法収益を隠蔽、後者は中国や北朝鮮間のマネーロンダリングを支援していた。
OFACは加えて、中国とロシアに拠点を置く北朝鮮金融代表者5人を制裁に加え、数百万ドル規模の不正取引を阻止したと発表した。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、連日続いていた下落からさらに急落し、一時は約6ヶ月ぶりとなる10万ドルを下回った。現在は反発し、10万2千ドルとなっている。今回の下落の要因は米株式市場でのIT銘柄が失速したことが関係していそうだ。21期間移動平均線(SMA)は下落傾向でRSIも30付近と厳しい相場環境である。
今回の折り返しで底打ちしたことを期待したい。