SBIDMがChainlinkと提携し、TradFiとDeFiの融合加速

SBIDMがChainlinkと提携し、TradFiとDeFiの融合加速

2025.11.07

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SBIDMがChainlinkと提携し、TradFiとDeFiの融合加速

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

SBIグループ傘下で機関投資家向けデジタル資産ソリューションを提供するSBIデジタルマーケット(SBIDM)は5日、ブロックチェーンオラクルのChainlinkと戦略的パートナーシップを締結した。SBIDMは、Chainlinkのクロスチェーン相互運用プロトコル(CCIP)を自社のデジタル資産プラットフォームに導入し、伝統金融(TradFi)と分散型金融(DeFi)の橋渡しを目指す。トークン化資産を複数のパブリック・プライベートチェーン間で安全に送信できる仕組みを構築し、流動性向上とプライバシー保護を両立させる計画だ。SBIDMはまた、Chainlinkのコンプライアンスツール導入も検討しており、規制に準拠した二次市場取引の整備を進める。

COOのCK Ong氏は「相互運用性と安定したインフラがグローバル資本市場の鍵」と述べ、アジアと欧州を中心にデジタル資産の拡大を図る方針を示した。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、直近の下落は落ち着き、10万2千ドル付近で価格は横ばいとなっている。21期間移動平均線(SMA)に頭を抑えられる形で推移しており、まだ相場は回復していない。

RSIは40付近で売り圧が強め、200SMAも下落傾向にあり、引き続き警戒が必要だ。

今後の主な経済指標

  1. 11日 8:50【日本】国際収支-経常収支
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。