2024.02.15
仮想通貨(暗号資産)は全面高。
ビットコイン(BTC)が円建て価格で史上最高値を更新した。前回高値は2021年11月であり、FTX破綻等の影響で大幅下落を経験しつつも3年ほどで高値を更新している。BTCだけでなく、アルトコインも軒並み価格を上げている。直近7日間でイーサリアム(ETH)の上昇率は15%弱、ソラナ(SOL)も14%台を記録した。
なお、米ドル建てBTC価格の最高値は69,000ドル。現在の価格は52,200ドル付近であり、最高値更新にはまだ距離がある。円は主要通貨に対して大幅に減価しており、これが影響したといえよう。
週足チャート(BTCUSDT)
週足チャートでBTCUSDTを見ると、BTCは2023年初めから上昇トレンドを形成し、現在はレジスタンスライン付近に位置していることがわかる。現在値は21週移動平均線(SMA)との乖離が大きく、RSIは買われすぎの水準に位置しているが、上昇力が強い。レジスタンスラインを明確に越えられれば、次は史上最高値が視野に入るだろう。
押し目を形成する場合は、21期間SMA付近が下落目途となる。この付近にはサポートラインもあるため、下落時にはこの周辺で反発しやすいと想定可能だ。