2024.06.12
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)共に下落した。
アメリカで上場しているBTC現物ETFが10日に6,500万ドルの資金流出を記録し、過去最高の19日連続であった資金流入がストップした。中でもグレースケールのGBTCは4,000万ドル、インベスコのBTCOは2,000万ドルと資金流出の大半の割合を占めている。一方で、ブラックロックのIBITは600万ドルの資金流入を記録した。今回の流出要因として、7日に発表された雇用データがインフレ傾向であり、FRBの利下げ期待が後退し、投資家にリスクオフの姿勢が強まったことが考えられる。
本日夜発表のCPIと、木曜日早朝に予定されているFOMCの内容により、市場の風向きは変化するだろう。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、10日午後から大きめの売りが続き、11日午前には200日移動平均線(SMA)を下に突き抜けた。11日の午前にRSIが売られ過ぎに突入したタイミングの66,000ドル付近で反発し、現在は200日SMAをレジスタンスラインに価格は推移している。
21日SMAが下落しており、200日SMAとのデッドクロスも想定できる。CPI発表、FOMC開催がどのように市場に影響を与えるか注目だ。