SECはリップル訴訟終結し、仮想通貨規制へ軸足を移す

SECはリップル訴訟終結し、仮想通貨規制へ軸足を移す

2025.08.13

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SECはリップル訴訟終結し、仮想通貨規制へ軸足を移す

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

米証券取引委員会(SEC)はリップル社との訴訟を正式に終結し、仮想通貨規制の明確化に注力する方針を示した。パース委員は「訴訟に費やしていた労力を規制設計に集中できる」と述べ、アトキンス委員長も「法廷から政策策定の場へエネルギーを移す機会だ」と強調。両者は8日、控訴取り下げで合意し、2020年から続いたXRP販売を巡る争いが事実上終了した。トーレス判事の2023年判決が確定し、機関投資家への販売は未登録証券と認定されたが、個人投資家への二次市場売却ではリップルが勝訴。

ガーリングハウスCEOは「この章を完全に閉じ、事業発展に集中する」と語った。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、21期間移動平均線(SMA)をサポートラインにゆるやかに価格は上昇している。RSIも55付近とやや買い圧が強めで、底堅い相場環境となっている。

200SMAも上昇傾向にあり、価格は今後も上昇していくことが期待できそうだ。

今後の主な経済指標

  1. 13日 23:30【米国】原油在庫(前週比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。