2024.06.14
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)共に下落した。
ゲンスラーSEC委員長は、13日の米上院歳出委員会で、ETH現物ETFの承認は今年の夏になる可能性があると発言した。現在のETH現物ETFの承認状況は、申請が上がっている8銘柄に対して上場ルールに関する19-b4については承認している。一方で、ETF商品に関する登録申請書であるS-1については未承認であり、S-1の承認が今年の夏になる見通しだ。
なお、公聴会でハガディ上院議員がETHは商品か質問したところ、ゲンスラー氏は明言を避けた一方で、ベーナムCFTC委員長は商品であると回答している。ETHを商品とするならCFTCの、有価証券であればSECの規制対象となるため、商品に該当するかどうかの認識は重要になる。
4時間足チャート(ETHUSDT)
ETHUSDTを4時間足チャートで見ると、21日移動平均線(SMA)が200日SMAとデッドクロスしており、下落相場に直面していることを示唆している。価格は21日SMAに沿って推移し、RSIも売られ気味であるだけで、まだまだ売られる余地があることからも、デッドクロスの信憑性は高い。
3,400ドル付近で形成しているサポートラインを下回れば、下落相場であることがより一層明確になるだろう。