2024.06.18
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)共に下落した。
17日、米証券取引委員会(SEC)の執行部門に所属する仮想通貨及びサイバーユニット責任者である、デービット・ハーシュ氏がSECを退職したことが判明した。退任の理由は、SEC執行部門で定められている定期的な人事異動によるためである。ハーシュ氏は、在任中に多くの関係者と力を合わせて歴史的な仕事ができたことを誇りに思っていると述べた。
なお、ハーシュ氏が在任期間中には、リップル(XRP)やコインベースを始めとした様々な仮想通貨の関連企業と訴訟を起こしてきた。ハーシュ氏の退任判明後、XRPの価格は明確に上昇した。
4時間足チャート(XRPUSDT)
XRPUSDTを4時間足チャートで見ると、ハーシュ氏の退任判明直後に価格は急上昇し、200日移動平均線(SMA)を超えた。しかし、その後大きな売りが入り0.47ドルを下回ったが、現在は21日SMA上で価格を維持している。RSIを見ると、ハーシュ氏退任判明直後に70を超えて買いが過熱した。現在は50付近で落ち着いていることから、現在は正常値に戻ったと考えられる。
今後は、21日SMAをサポートラインに価格上昇できるか、それとも下落の勢いが継続して下抜けしてしまうかが、注目のポイントだ。