2024.06.19
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)は下落、イーサリアム(ETH)は上昇した。
19日、米証券取引委員会(SEC)がETHに対する調査を終了し、ETHは有価証券とはみなさないことをETH開発企業のConsensysが明らかにした。アメリカでは有価証券であればSECが、有価証券ではなく商品であれば商品先物取引委員会(CFTC)が規制当局となる。以前よりSECは仮想通貨業界全体に対して厳しい姿勢を取っており、ETHに対しても証券法に違反しているため法的措置を取ることを示唆していた。
今回のSECの判断により、証券ではないETHの監督からは外れることになり、ETH現物ETFの承認がより一層確実になったと考えられる。
4時間足チャート(ETHUSDT)
ETHUSDTを4時間足チャートで見ると、SECのETH調査終了が明らかになってから、3,360ドル付近のサポートラインで反発し、価格が大幅に上昇した。21日移動平均線(SMA)を上抜けしたが、2週間の推移では基本的に21日SMAに頭を抑えられており、上昇トレンドかどうかはまだ明確ではない。200日SMAは上昇傾向、RSIは買いの勢いが強まっている。
今回のSECのETHを有価証券とみなさない判断を機に、200日SMAを上抜けして上昇トレンドに入ることを期待したい。