米初、VanEckがSOL現物ETF申請

米初、VanEckがSOL現物ETF申請

2024.06.28

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米初、VanEckがSOL現物ETF申請

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)共に上昇した。

27日、資産運用会社VanEckが米国で初となるソラナ(SOL)の現物ETF「VanEck Solana Trust」を申請したことが発表された。SOL現物ETFを申請した理由として、高速な処理能力と低コストで利用できて、ETHの競合として存在感があるためとした。また、SOLチェーン上では、DeFiやNFTで幅広くdAppsによるサービスを展開しているため、証券ではなくコモディティであると主張している。

なお、複数の専門家はSOLはETHと類似した機能を持つため、ETH現物ETFが承認されれば、次に承認されるのは、SOL現物ETFと考えている。

チャート分析

4時間足チャート(SOLUSDT)

チャート分析

SOLUSDTを4時間足チャートで見ると、21移動平均線(SMA)に沿って推移していたが、昨日のSOL現物ETF申請の発表を受け、約8%上昇した。200SMAを超える勢いで迫ったが、現在は150ドル付近のレジスタンスラインで勢いを落として、足踏みしている。RSIは買いの勢いが優勢で、21SMAは上昇傾向である。

直近は市場全体が下落傾向にあるが、これを機にSOLは上昇に転じられるか、今後の展開に注目だ。

今後の主な経済指標

  1. 28日 21:30【米国】個人所得
  2. 28日 21:30【米国】PCEコアデフレータ
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。