分散型予測市場、第三四半期の取引量が前期比565.4%で増加

分散型予測市場、第三四半期の取引量が前期比565.4%で増加

2024.10.15

分散型予測市場、第三四半期の取引量が前期比565.4%で増加

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

14日、米国選挙に対する賭けが要因で分散型予測市場の第三四半期の取引量が前期比565.4%増加したことが、コインゲッコーのレポートで明らかになった。イーロン・マスク氏によれば、2024年の選挙結果については、世論調査よりも分散型予測市場の方が正確に予測していると意見を述べている。分散型予測市場のシェアを見ると、ポリマーケットが99%を占めており、ほぼ独占状態だ。

現在、ドナルド・トランプ氏がカマラ・ハリス氏に8ポイントリードしている状況だ。大統領選挙の結果は、仮想通貨業界への影響も大きく、今後も分散型予測市場での取引は活発になることが予想される。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、大きく上昇を見せたが、66,000ドルのレジスタンスラインで反発した。まだまだレンジ相場の範囲内であるが、10月単体で見ると、比較的上昇傾向にあり、例年10月は上昇すると言われるアップトーバーを今年も期待させてくれている。

21日移動平均線(SMA)が200SMAにゴールデンクロスするかどうかが、注目のポイントだ。

今後の主な経済指標

  1. 15日 18:00【ユーロ圏】ZEW景況感指数
  2. 15日 21:30【米国】ニューヨーク連銀製造業景気指数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。