2025.04.23
仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。
BTC価格とグローバルM2マネーサプライ(世界的な通貨供給量)に強い相関関係があるとの分析が注目を集めている。アナリスト「Collin Talks Crypto」は、BTCの価格はM2の動向を78~108日遅れて追随する傾向があるとし、現在の流動性拡大局面が続けば12万ドル以上への上昇が見込まれると予測した。このモデルに対しては、複数名が価格上昇の可能性に言及し、Raoul Pal氏は「市場を動かす最大の要因は流動性だと証明される可能性がある」とコメント。
過去の強気相場もM2拡大と連動しており、現在のM2も利下げ期待や巨額財政赤字を背景に増加傾向で、BTCの価格上昇に期待が高まる。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、連日の上昇を継続し、93,000ドルまで価格は回復した。直近の下落・停滞相場からの反発要因として、ドル安傾向や関税施策による特に米中貿易摩擦により、資金の退避先として金と同様の見方で選択肢として選ばれ始めたと考えられる。RSIは買い圧が加熱しており、80を超えている。21期間移動平均線(SMA)も上昇傾向にある。
今後は現在は一度落ち着いた上昇を再度巻き返せるかどうかが注目のポイントだ。