BTC特化の21キャピタル、SPACと合併。ソフトバンク出資で4.2万BTC保有へ

BTC特化の21キャピタル、SPACと合併。ソフトバンク出資で4.2万BTC保有へ

2025.04.24

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BTC特化の21キャピタル、SPACと合併。ソフトバンク出資で4.2万BTC保有へ

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

新興BTC投資企業「21キャピタル」が、特別買収目的会社(SPAC)キャンター・エクイティ・パートナーズと合併することで合意。テザーとビットフィネックスが過半数株主となり、ソフトバンクグループは重要な少数株主として出資する。同社は4.2万BTC超を保有し、世界第3位のBTC保有企業となる見通し。CEOは決済アプリ「Strike」創業者のジャック・マラーズ氏。業績指標として「1株あたりのBTC保有量(BPS)」と「BPSの成長率(BRR)」を導入し、BTC建て経営を志向する。合併と同時に約5.85億ドルの資金を調達し、その多くを追加のBTC購入に充てる。

ソフトバンクは、グローバル戦略の一環として同社を通じBTC分野に本格参入する狙いとみられる。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、昨日は連日の上昇から反発して92,700ドル付近で推移している。2月初旬に記録した94,000ドルがレジスタンスラインとして機能したとも見ることができる。下落傾向にあった21日期間移動平均線(SMA)だが、直近の上昇により、回復してきて今では上向きとなった。200SMAは上昇傾向でRSIは買い圧がまだまだ高い。

トランプ大統領による施策の影響は強いが、今後の上昇に期待したい。

今後の主な経済指標

  1. 24日21:30【米国】耐久財受注(前月比)(速報)
  2. 24日21:30【米国】新規失業保険申請件数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。