2025.05.02
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。
米下院金融サービス委員会と農業委員会の共和党議員が、仮想通貨などデジタル資産の規制に関する新たな討議草案をまもなく公表する見通しとなった。リリース予定の草案には、2023年に下院を通過した「金融イノベーション・テクノロジー法(FIT21)」に類似し、SECとCFTCの管轄を明確化する内容が含まれるとされる。FIT21は当時、仮想通貨の市場構造整備に向けた重要な法案と見なされていたが、バイデン政権とゲンスラー前SEC委員長から反対を受けていた。
一方、今回の草案はトランプ政権下での再始動が見込まれており、仮想通貨業界にとっては、明確なルール構築に向けた転機となる可能性がある。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、5日ほど停滞していた価格は、昨日上昇に転じて一時は97,000ドルまで到達した。今回の上昇の背景は、トランプ大統領のBTC準備金に対する前向きな主張や、アリゾナ州及びノースカロライナ州でBTC準備金法案が可決したことが、影響していると考えられる。
200期間移動平均線(SMA)は上昇傾向にあり、RSIも60以上と高い買い圧を維持できており、市場は上昇する方向性を見せている。