トランプ一族のWLFI、上院の調査要請を拒否 「政治的動機に基づく」と反発

トランプ一族のWLFI、上院の調査要請を拒否 「政治的動機に基づく」と反発

2025.05.19

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トランプ一族のWLFI、上院の調査要請を拒否 「政治的動機に基づく」と反発

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

トランプ氏の関連金融企業ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)は15日、上院による事業調査に対し公式に拒否を表明した。調査は政治的意図に基づいており、根拠に欠けると主張。民主党のリチャード・ブルーメンソール議員に宛てた書簡では、規制の濫用がイノベーションを阻害すると反論し、自社は透明性とコンプライアンスを重視した運営を行っていると述べた。

WLFIは、同社の米ドル建てステーブルコイン「USD1」がドルの国際的地位を強化すると主張し、外国政府との不適切な関係も否定。背景には、USD1を用いたアブダビ政府系投資会社のバイナンス出資などを巡る疑念がある。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、9日から横ばいの状態が継続している。18日の夜に一時急上昇を見せたものの、すぐさま同額下落する動きが見られたが結果として、相場への影響はあまり見られない。21移動平均線(SMA)は横ばいでRSIも50を下回り、今は売り買いが拮抗している状況だ。

200SMAは上向きであり、中期的には上昇することを期待したい。

今後の主な経済指標

  1. 21日23:30【米国】原油在庫(前週比)
  2. 21日23:30【米国】ガソリン在庫(前週比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。