2025.07.01
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
仮想通貨支持派のシンシア・ルミス上院議員は、トランプ政権による予算調整法案「大きくて美しい法案」に対し、仮想通貨税制の改正修正案を追加するよう働きかけている。今回の修正案は、300ドル未満の仮想通貨取引に対する少額免税制度の導入や、マイニング・ステーキング報酬への二重課税是正を盛り込む内容となっている。現行制度では少額取引にもキャピタルゲイン課税が必要とされており、仮想通貨決済の普及を妨げる要因とされてきた。また、マイナーやステーカーが報酬受領時と売却時に2重で課税されている問題の解消も盛り込まれる見通し。仮想通貨保有企業の会計基準整備も併せて検討されている。
修正案の採否は不透明だが、上院財政委員会のクレイポ委員長らとの協議を通じ、最終案に反映される可能性がある。
日足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを日足チャートで見ると、21日移動平均線(SMA)付近で頭を抑えられながら価格は推移していたが、直近1週間は21SMAをサポートラインに価格は推移している。横ばいが続いているが、21SMAの上方で推移できている点は底堅さが伺える。
200SMAを見ると横ばいであり、しばらく方向感のない相場が続くことが予想されるが、 今後の米国での仮想通貨関連の法案が好材料となることを期待したい。