2025.12.24
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
オンチェーン分析企業のクリプトクオントは23日、BTCが最高値から約30%下落した水準で推移し、金や銀、S&P500、ナスダックの上昇から取り残されていると指摘した。金と銀は安全資産需要や供給不足、中央銀行の買いを背景に最高値を更新している一方、BTCはETFからの資金流出とクジラによる持続的な売り圧力が重荷となっている。8月以降、BTCはナスダックとの相関が低下し、7月以降は金との相関もマイナスに転じた。見かけ需要はマイナスに転落し、短期保有者の損切り売りが反発時の上値を抑制している。
資金が金銀に向かう限り、内部需要の弱さが価格の制約要因になり続けると分析した。
4時間足チャート(BTCUSDT)
BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、22日に価格は200期間移動平均線(SMA)を上抜けしたものの、すぐに下落して21SMAを下回った。その後はやや下落気味で推移している。21SMA、200SMAも価格と平行に下落しており、RSIも45付近とどちらかというと売り圧が強い状況。
動きがあまりない相場環境だが、年末にかけて価格がどのように変動するか注目だ。