2025.12.25
仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。
欧州連合の新たな税務透明性法であるDAC8が、2026年1月1日に発効する。DAC8は直接税に関する行政協力指令の改正で、加盟国間における仮想通貨資産情報の自動交換を義務付け、脱税や租税回避への対処を目的とする。報告義務を負う仮想通貨資産サービスプロバイダーは、EU居住者の取引データを収集し、2027年から各国税務当局へ報告する必要がある。DAC8は市場規制であるMiCAとは別枠で運用され、税務コンプライアンスを主眼とする。
分散型仮想通貨やステーブルコイン、特定NFTも対象に含まれ、EU域内の仮想通貨監視体制は大きく強化される見通しだ。
日足チャート(ETHUSDT)
ETHUSDTを日足チャートで見ると、17日、21期間移動平均線(SMA)が200SMAにデッドクロスし相場環境は悪化した後、22日には価格が200SMAを上抜け。21SMAも200SMAを上抜け間近まで迫ったが、成功せず、その後はほぼ同価格で21SMA、200SMA、価格は横ばいとなって推移している。RSIも50を少し下回る値で、ほぼ売り買いは拮抗している。
しばらく価格は平行線かやや下落気味に推移していきそうだ。