ロシア主要取引所、2026年の規制発効後に仮想通貨取引開始へ準備完了

ロシア主要取引所、2026年の規制発効後に仮想通貨取引開始へ準備完了

2025.12.26

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ロシア主要取引所、2026年の規制発効後に仮想通貨取引開始へ準備完了

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

ロシアの主要証券取引所であるモスクワ証券取引所(MOEX)とサンクトペテルブルク証券取引所(SPB)は、2026年に予定される仮想通貨規制の発効後、仮想通貨取引サービスを提供する準備が整っていると明らかにした。両取引所は、ロシア中央銀行が公表した新たな規制コンセプトを支持している。同案では投資家を適格・一般に区分し、一般投資家は高流動性の仮想通貨のみを年30万ルーブルを上限に購入可能とする一方、適格投資家は取引制限なく投資できる。

中央銀行は2026年7月までに法的枠組みを整備する方針で、制度化を前提にロシア市場での仮想通貨流通が本格化する可能性がある。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、昨日は下落した後に反発して上昇した。200期間移動平均線(SMA)に頭を抑えられる形で現在の価格は落ち着いている。200SMAは下落傾向にあったが、緩やかではあるが上昇に転じており、21SMAも下落傾向から横ばいになっており、相場環境が回復に向かっている様子もうかがえる。

RSIも60付近と買い圧が強く、今後の価格上昇に期待したい。

今後の主な経済指標

  1. 30日 23:00【米国】S&Pケース・シラー住住宅価格(20都市)(前年比)
  2. 30日 23:45【米国】シカゴ購買部協会景気指数(PMI)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。